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『子どもの虫歯は親のせい!??』~子どものために親が出来ること~

こんにちは!

長浜市米原市の歯医者さん、ユキデンタルクリニックです。

可愛い我が子、いつも笑顔でいて欲しいものです。すくすく育ってもりもり食べて・・・いろいろな物を食べるようになるにつれて心配なのは「虫歯」ですよね。

子どもの歯はいつから虫歯になる?

子どもが虫歯になったらどんな影響がある?

どうやったら虫歯予防できる?

こんなお悩みをお持ちの親御様は多いと思いますので、子どもの虫歯について原因や影響、ご家庭でできる予防策などを詳しく紹介していきたいと思います。

子どもの虫歯は親の責任!しっかりと予防しましょう

「子どもの歯は抜けるから虫歯になっても大丈夫」というのは間違いです。後に書きますが子どもの歯にも大切な役割がありますし、たかが虫歯とは言えません。自然に治ることはありませんし、全身へ悪影響を及ぼしてしまうのです。残念ながら、子どもの虫歯は100%親の責任です。大人でもキレイに歯を磨くのは難しいことですが、子どもはなおさらです。まだ自分で口の中をキレイに掃除できないですし、親の生活習慣などから影響を受けて、小さい頃から虫歯があるかないかが決まってしまうのです。

1度虫歯菌に侵入されてしまうと、その後は一生、虫歯菌との攻防戦となります。そうならないように、子どものうちから親御様がしっかりと虫歯予防をしていくことが大切なのです。

子どもは虫歯になりやすい!その原因とは

子どもの歯は柔らかい

虫歯は、歯の表面についた磨き残し(歯こう)に、虫歯菌が住み着いて活動を始めることが原因です。菌は歯の表面を溶かし、歯に穴をあけます。

子どもの歯は大人の歯と比べ、歯の表面にあるエナメル質が柔らかく傷つきやすくなっています。そのため、大人に比べると虫歯の進行が早いのです。 さらに子どもは自力で歯磨きができなかったり、痛みや違和感を伝えることが難しかったりします。結果、気が付かないうちに虫歯が進行してしまっているのです。

虫歯になりやすい歯は成長とともに変わる

実は、成長段階に応じて虫歯ができやすい歯は変化します。たとえば0~2歳くらいまでは上の前歯です。上の前歯に唾液がたまりにくいため、虫歯菌がくっつきやすいのです。逆に最初に生える下の前歯は虫歯になりにくいです。唾液がたまりやすく、虫歯菌を洗い流してくれるためです。

そして3歳を過ぎた辺りから、奥歯の溝や、歯の間が虫歯になりやすくなります。いろいろな食べ物を摂取できるようになり、食べ物が詰まりやすくなることが原因です。

さらに6歳前後は6歳臼歯と呼ばれる一番奥の歯が虫歯になりやすくなります。6歳臼歯は大人の歯ですが、歯ブラシが届きにくいことで磨き残しが増えていきます。大人の歯の中でもかなり大切な歯なのに一番虫歯になりやすく、そして将来早くに失いやすい歯です。

仕上げ磨きをするときには、虫歯になりやすい場所を特に丁寧に磨くようにしていきましょう。

子どもの虫歯が将来に与える影響は?

「子どもの歯は抜けるから虫歯になっても大丈夫」と気軽に考えていたら、その子の将来に大きな影響を与えてしまうかもしれません。どのような影響があるでしょうか?

4つの分けて説明します。

  1. トラウマになる
  2. 大人の歯も虫歯になりやすくなる
  3. 歯並びが悪くなる
  4. あごの発達に影響がでる

1.トラウマになる

初期虫歯であれば痛みはありませんが、進行して神経にも触るようになってしまうと強い痛みが出てしまいます。子どもは初めのうちの一時的な違和感であれば忘れてしまうこともあり、なかなか親には伝わらず、進行して耐えられなくなってから伝わることも多いです。そのため、まずは痛みによるトラウマを生んでしまいます。 さらに、酷くなってしまった状態で歯医者さんに行くと、長時間の治療を頑張らないといけません。歯医者さんも気をつけて治療いたしますが、ドリルや麻酔の注射も初挑戦ではなかなか恐怖でしょう。歯医者さんに恐怖心を抱いてしまい、後にまた虫歯になってもなかなか言い出せなくなってしまうこともあるようです。大人になっても怖い思いを引きずっておられる方もいました。

2.大人の歯も虫歯になりやすくなる

子どもの歯の段階で虫歯になってしまうと、口の中に菌が多く、その後に生え替わる大人の歯も多くの虫歯菌にさらされてしまいます。

子どもの歯と違い、大人の歯は失うともう生えてきません。大人の歯を守るためには今以上のケアが必要となり、親も本人も将来大変な思いをしないといけません。

3.歯並びが悪くなる

子どもの歯が虫歯になると歯に穴があいたり、進行すると大きく欠けたりします。すると隙間が空いてしまい、その隙間に周囲の歯が寄ってきます。その結果、後に生える大人の歯の場所がなくなり、ずれて生えてきたりして、歯並びがガタガタになってしまいます。

4.あごの発達に影響がでる

虫歯があると痛いので、そこで噛むのを自然と避けますよね。その結果、片側だけで物を噛むようになってしまい、あごの成長が遅れる可能性があります。噛み癖はなかなか直りませんので、大人になるにつれて筋肉の付き方にも影響し、顔がゆがんでしまうこともあります。

子どもを虫歯から守る!親が子どものためにできる事5選

では、親として子どものためにできることは何でしょうか。子どもの虫歯を予防するため、気を付けるべき生活習慣は以下の5つです。

  1. 夜の歯磨きは完璧にする
  2. 3歳までは口移しやキスは控える
  3. 食事の時間は守る
  4. 食事はよく噛む
  5. 飲み物に気を付ける

夜の歯磨きは完璧にする

虫歯菌は、夜寝ている間に活発になります。寝ている間は唾液の分泌が昼間の10分の1程度と少なくなるため、菌が活動しやすいです。歯磨きは大切ですが、特に大事なのが「夜の歯磨き」です! 子どもが自分で歯磨きしたあと、夜は必ず仕上げ磨きをしてください。上記の「年齢とともに変わる虫歯になりやすい場所」を確認して、前歯の裏、奥歯の周囲など、子どもが自分で磨きにくいところを集中して磨きましょう。子ども用のフロスも使うといいでしょう。

3歳までは口移しやキスは控える

可愛くて仕方ない子どもには、ついスキンシップをしたくなるものですよね。しかし、虫歯菌は自然発生しませんし、遺伝でもありません。人から人に感染していく菌です。

子どもに虫歯菌を移しているのは、実は周囲の大人です。大人が使っている箸を使って子どもに食べさせたり、可愛さ故にキスをしてしまったり、そんなことから虫歯菌はうつってしまいます。

人の口の中の環境は、2歳から3歳までの間に決まるそうです。この間に虫歯菌が定着しなければ、大人になっても虫歯になりにくいと言われています。そのため、3歳頃までは次のことに注意してください。

  • 口移しで食べさせない
  • 大人と同じコップや水筒、ペットボトルで飲まない
  • 一緒の歯ブラシを使わない
  • 箸、スプーン、フォークなどの共有も控える

「虫歯菌はうつる」と考えれば、自然にできることも多いかと思います。

また周囲の大人の口の中をそもそもキレイにしておくことも重要です。

食事の時間を守る

食事をすると、お口の中は酸性になります。そうすると歯の表面が少し溶けかけますが、唾液によってやがて中性へと戻り、また硬くなります。 つまりダラダラと物を食べていると、酸性に傾く時間が長くなり、歯が溶け出す時間も長くなり、虫歯になりやすくなります。ですので、食事やおやつなどは時間を決め、それを守るようにしてください。

食事はよく噛む

虫歯菌は、唾液が少なくなると活動が活発になります。つまり予防のためには、唾液をしっかりと出すことが大切です。食べ物をよく噛んで食べると、それだけで唾液の分泌を促します。

現在は柔らかい食べ物が多く、人はあまり物を噛まなくなっているそうです。できるだけ食事内容を考えて、大人も子どももよく噛むようにしていきましょう。

飲み物に気を付ける

子どもの飲み物は特に気を付けましょう。甘いジュースは喜びますが、そればかり与えては糖の摂り過ぎになって虫歯や肥満を誘発します。特に寝る前のジュースは厳禁です。

汗をかくとつい飲ませがちなのがスポーツドリンクですが、スポーツドリンクには糖分がたっぷり入っています。子どもの歯はもろく溶けやすいので、口内を酸性に傾けるうえに糖が多いスポーツドリンクはおすすめしません。基本的には水もしくは麦茶にしましょう。

トラウマを作る前に定期的に歯医者に行くことが大切

歯医者さんは虫歯の治療をするだけのところではありません。「フッ素塗布」「シーラント処置」「歯磨き指導」「歯並びのチェック」などを行うことができます。いずれも虫歯予防のため、さらには全身の健康のためですので、定期的に受けることをおすすめします。定期的に通っていれば虫歯が進行する前に気付くことができますし、早めに治療をすれば痛みもなく治せることも多いでしょう。

万が一虫歯になっても、既に歯医者さんに慣れていて、怖いところではないと知っていれば、治療がすごく受けやすくなりますよ。

トラウマを作る前に定期的に歯医者に行くことが大切

歯医者さんは虫歯の治療をするだけのところではありません。「フッ素塗布」「シーラント処置」「歯磨き指導」「歯並びのチェック」などを行うことができます。いずれも虫歯予防のため、さらには全身の健康のためですので、定期的に受けることをおすすめします。定期的に通っていれば虫歯が進行する前に気付くことができますし、早めに治療をすれば痛みもなく治せることも多いでしょう。

万が一虫歯になっても、既に歯医者さんに慣れていて、怖いところではないと知っていれば、治療がすごく受けやすくなりますよ。

歯医者さんは虫歯の治療をするだけのところではありません。「フッ素塗布」「シーラント処置」「歯磨き指導」「歯並びのチェック」などを行うことができます。いずれも虫歯予防のため、さらには全身の健康のためですので、定期的に受けることをおすすめします。定期的に通っていれば虫歯が進行する前に気付くことができますし、早めに治療をすれば痛みもなく治せることも多いでしょう。

万が一虫歯になっても、既に歯医者さんに慣れていて、怖いところではないと知っていれば、治療がすごく受けやすくなりますよ。

可愛い我が子が痛みで苦しむ姿は見たくありませんよね。お伝えした通り、子どもの虫歯は進行が早く、すぐに悪化してしまいます。普段からご家庭で取り組める予防策を紹介しましたので、是非行ってみてください。

虫歯菌をできるだけシャットアウトできれば、子どもの将来の歯のトラブルを減らせます。また虫歯がなくても小さな頃から歯医者さんを受診することは、大きなメリットがあります。乳歯が生えてきたら、定期健診へ来てみてくださいね。

歯医者さんは怖いところじゃないです!

スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。